2023.5.6〈コンセプトについて改めて考えたら、大事なことを思い出しました〉

私は、みんなが同じ方向を向いて力を存分に発揮するための言葉を作る。ことだと解釈しました。

コンセプトがなければ大事なことを決められないからです。判断が遅くなって物事が進まなくなってしまう。

同じ方向を向いて力を発揮できるような言葉があれば、多くの人が関わるプロジェクトでも

迷うことなく一歩一歩進めていくことができるでしょう。スタートでありゴールを設定することです。

例えば今私は、淡路島で開催するフェスのコンセプトを考えています。先日仕事仲間のご自宅に招待していただき、

音楽やアートを繰り広げるフェスの打ち合わせに参加しました。その打ち合わせは4~5人で雑談する程度で、

何百人も楽しめる面白いフェスをやりたいなーというものです。

まだメンバーの頭の中で考えていることもバラバラで、トロトロのスープのよう。

面白そうなアイデアが笑いとともに浮かんでは空気に消えていきました。

でも、何か核になるものがないので、ずっとカタチになりません。(まだカタチにするつもりもありませんでしたが)

雪の結晶が作られて美しい枝を伸ばすためにはスタートのポイントが必要なのと同じように。

しかも、アートフェスの場合は何でもアリ、自由にやれてしまうから逆にコンセプトを決めるのが難しいです。

「型」がないからこそ、より堅固コンセプトが大切なんですね。

私は、コンセプトとはみんなが同じ方向を向いて力を存分に発揮するための言葉を作る。ことだと解釈しました。

子ども向けのワークショップでも同じ事が言えそうです。ワークショップのコンセプト:その日に達成したい目標をきちんと言葉にして共有することで、

考えるテコになる。ひとりひとりが力を発揮できることを一生懸命やるようになる。一体感ができて良い学びの空間になる。

絵を描かないアートスクールを開校して2年がたちます。だんだんとレッスンで何をやるべきか分かってきました。

慣れてきた分コンセプトの設定が甘くなっていたのかもしれません。何となく成立させることができてしまうからです。

大事なことを思い返して、もう一度子どもに向き合っていきます。

まったく別件で考えていたことが、本業に返ってくるから色々なところに顔を出しておくことが大切なんだなあ。

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