今日はお昼にNHKラジオでちらっと聞いた歴史の面白い話でブログを書きます。

過去に起こった事は変わらない。でも歴史の教科書に書かれている歴史的事実が、本当に起こったことを正確に伝えているとは限りません。歴史の教科書≠本当に起こったこと、なのです。

なぜなら新しい文献が見つかる事で、解釈が変わってしまうことがあります。他にも科学技術の発展で大昔のことを調べる精度が上がり、今まで常識とされていた説が違うとされて上書きされることもあります。

つまり過去は変えられるんです。

例えば、私は生類憐みの令は悪法だという風に教科書では習いました。でも実は良い面もありました。坂本龍馬の薩長同盟の立役者というヒロイックなストーリーも疑わしい。実際には重要な役割を果たしてはいなかったようです。

このように歴史は固定化していると考えるのはただの思い込みと言えます。大人がどうしても捨てられないのは先入観です。どんなことも一度立ち止まって「本当にそうだろうか？」と自分で考えるようにしたいです。

でも、そんな一度自分の頭で考えようという戒めもチャットGPTの出現によってすぐに書き換えられてしまうかもしれません。地球上の知を集めて推論を立てて返事をくれるAIの出現で、考えるより聞いた方が早くて楽ちんだからです。でもその推論が確かだろうかと考えるのは人間なんでしょうか？それとも、それをまたチャットGPTに聞くのでしょうか。

あのビルゲイツもこの一年のAIの進化には興奮したと言っています。間違いなく歴史の転換するタイミングです。その時に生きているなんてとてもラッキーだと私は思ってしまいます。