2023.5.31<あまり得意ではなかったことに挑戦しようと思う>

今までは苦手なことに向き合うよりは、自分が自然体で面白がってできることを選んでやるように生きてきました。その方が楽していい結果が出ると

考えていたからです。でも、それだけではダメな気がしてきたのです。

アートスクールを開いて2年経ちました。多くのアート作品を鑑賞していくほどに作家の執念やセンスやアイデアに衝撃を受けてきました。ピカソやゴッホ、モネ、ルノアール、迫力のあり作品を数多く残した数えきれない芸術家たち。私も表現者の端くれです。そのような人達の少しでも近づきたいと感じていました。

この20年をふりかえってみると、内発的動機で純粋に表現をすることをしていませんでした。つまり自分が描きたいとか、見せたらどんな反応が返ってくるか知りたいという動機で作品を作ることをしていません。最後にそうしたのは中学生のころまでかもしれません。

でも、自分のために作品を作るということを避けてきたことに、直面せざるを得ませんでした。このままで本当に、自分の納得できるようにアート教育と向き合うことができるのだろうか?子どもたちに胸を張って向き合うことができるだろうか?目を背けてきた疑問にそろそろ取り組まなければ時間切れになってしまう気がしたのです。

だから、あまり得意ではなかったことに挑戦しようとしています。

自分の内側から湧き出してくる表現したい!という衝動が自分の中にあるのかどうか確かめてみたいからです。例えば、ダンスをしたり、お祭りのような騒ぎの中に入って自分の作品を作ってみたりすることです。

そんなわけで、あまり得意ではなかったことに挑戦しようとしています。

来年の3月に淡路島で手作りフェスをやるから手伝ってくださいと誘われました。フェスに参加して、中の人になってダンスをしたり変なものを作ったり。見たことない風景を見たい。理想の風景に近いものを作りたい。多分音とか、風とか、色の混ざり合いとか、クラクラくる暑さとか。いろいろなものがごちゃっと混ざって、目的のはっきりしない情熱だけがそこにある感じ。

それをやってお金が儲かるわけじゃない。でも、見たい風景があるからやるアートです。

誰かの笑顔を見たいからやる、のもそうだけど。私が見たい時間と空間を支配したいからやる。誰かにそれを少し分けてあげて、笑ってくれてもいいよ、くらいの気位の高さにちょっと憧れています。

だから私なりの見たい風景を作ることに着手していきます。エゴとも言える。でもリーダーってそんな役割だ。他人に色々と言われても、見たい風景のためにたまに人に圧をかけるのも厭わない。粘り強く。簡単に妥協しない精神力を身につけたい。

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